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06-6281-8758
open 12:30〜19:00
定休日 水曜日 / 第二・第四木曜日
大阪市中央区南船場4-6-3
田口ビル2F-B
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MEMO
2010/11/30
ダウンA。
昨日のダウンについての続きです。
グースダウンはがちょうの綿毛です。
寒冷地で飼育されているのが、
質、量ともに優れたものとされています。
中国北方のものが高級品とされていますが、
特に優れているのはポーランド、グリーンランド
アラスカ、カナダ産のグースダウンとされています。
バックラッシュのダウンウェアに使用されているのは
ポーランド産のホワイトグースです。
ホワイトグースダウンとはその名の通り
白いがちょうの綿毛になります。
ヨーロッパ産のものは白色、アジア産のものには灰色が多く、
一般的には白色の方が高価とされています。
中に入っているので、目には見えませんが
ポーランド産のホワイトグースはダウンの中でも
特に優れたダウンだということです。
一般的なダウンウェアの比率よりも
バックラッシュのダウンウェアはダウンが多く入っています。
ダウンが94%です。
一般的にはダウンは85%くらいの割合かと思います。
ダウンの比率が高いほど保温性は優れます。
ダウンの比率を高くしているのは、保温性を高めることと
軽くて動きやすくなるからだと思います。
それともうひとつ、バックラッシュのダウンウェアは
タイトに作られているため、アウトドアブランドのダウンウェアに比べると
全体のダウンの総量(フェザーも含む)は少なめです。
だからこそ、ダウンの比率を上げ、
保温性を下げないようにしているのだと思います。
実際ダウンウェアとして優れたもので
ロシアでもバックラッシュのダウンウェアは販売されています。
Wikipediaによるとロシアの首都モスクワの年平均気温は5.3度。
1月の平均気温は-7.5度のようです。
そういう寒いところで実際に着られていることが
防寒着として優れたものだと思います。
ちょうど今日モスクワのお客さまから
メールが届きましたのでご紹介致します。
>気温も今日はマイナス16度です。
>昨日はマイナス9度でコンバットブーツでも
>なんとか耐えれましたがそろそろ春まで
>手入れしてしまっておこうかと考えています。
マイナス16度だと、寒いではなくて痛い。
もしくは寒さを感じないほど寒いのでしょうか。
大阪に住んでいますので、それほどの寒さをまだ体験したことがありません。
ライダースでは過ごせませんね。
毎日がそれだけ寒いとダウンウェアは必需品になります。
日本でダウンを着る期間は実際12月、1月、2月の3ヶ月くらいでしょうか。
ライダースに比べるとそこまで長い期間着れるわけではありません。
しかしだからこそ、どれを着るのかでその人の個性が出るように思います。
バッファローレザーダウン、見た目はレザーですが、
着た感じはレザーには感じません。
アウトドアブランドのダウンウェアのような軽い着心地です。
そのギャップはレザーのダウンだからこそ味わえるものだと思います。
ナイロンのダウンでは経年変化は楽しめませんが
バックラッシュのバッファローレザーダウンは
フルタンニンだからこそ経年変化を長く楽しめるダウンです。
上質なダウンと経年変化が楽しめるレザーとの組み合わせ。
ありそうで、探すとない、バックラッシュらしいダウンです。
ダウン関係で以前書いた羽毛の抜けに関して
2010/11/29 ダウン。
防寒着と言えばダウン。を、思う人は多いと思います。
アウトドアシーンだけでなく、
冬の街着として定着しているように思います。
ダウンは一般的に羽毛と訳されますが
羽毛にはフェザー(羽根)とダウン(綿毛)の2種類があります。
ダウン(綿毛)はフェザーとフェザーの間に生える
タンポポの種のようなふわふわとした綿毛です。
しなやかな羽枝が中心の核から放射状に伸びて球形をしています。
ダウンウェアに用いられる羽毛は水鳥から採られるのが一般的で
グース(がちょう)とダック(あひる)の2種類が代表になります。
水鳥の胸や下腹、首の低い部分などに生える綿毛は保温性に優れ
これを中綿としたダウンウェアは零下30℃の厳寒にも
耐えるという特質をもちます。
ダウンと言えば「温かくて軽いウェア」というイメージがあります。
そのダウンでも実際にはさまざまなタイプがあります。
現在JASPOの規定ではダウン70%以上、フェザー20%以上、
ファイバー10%以下をダウンウェアとして認めているようです。
ダウンの比率が高いほど保温性に優れています。
2010/11/28 セーター。
アウター バックラッシュ
パンツ バックラッシュ
ブーツ バックラッシュ
ベルト バックラッシュ
アクセサリー、財布 バックラッシュ
Tシャツ以外はバックラッシュのお客さまが
昨日はセーターがほしいんです。と。
聞いてみると、着たことがないから。
バックラッシュのアウターのブラックには
地味なグレーやブラックより、
グリーンなどのセーターがお互いを引き立てます。
お客さまはpeople have the powerの方で
グレーではなく、グリーンのセーターを購入されました。
同じものを同じように着続けているとやがて飽きるか、何も感じなくなります。
エキサイティングだったものがそうではなくなる。
だから時々、着方に変化をつけるか
思ってもいなかったようなもの。を買ってみる。
そうすると、またエキサイティングな気持ちで
バックラッシュを着ることができます。
2010/11/27 あきらめる。
レーシングドライバーをやっていたお客さま。
それだけでは食べていけないので、
レーシングドライバーをあきらめたそうです。
僕は感心してしまいました。
あきらめることは、あきらめないこと以上に
簡単ではないからです。
誰に言われたわけでもありませんが、
世間的には「あきらめるな」 と、
いうメッセージがあると思います。
僕もそう思っていました。
しかし「あきらめる」という言葉は
仏教用語では「明らかに見極める」ということのようです。
ヨットレーサーの方の話から知りました。
「僕はあきらめるけど、投げ出さない」
今日ご来店のお客さまも、明らかに見極めた上で、
レーシングドライバーをやめて違う職業につかれました。
人生を投げ出したわけではなく、
新たなチャレンジだと思います。
「あきらめる」って言葉はネガティブなイメージですが
明らかに見極めると思えば、ポジティブに思えます。
2010/11/26 代々。
イギリスではツイードのジャケットやいい素材のジャケットなどは
親から子へ代々受け継がれるようです。
しかしここは日本。
僕自身ジャケットを受け継いだことはありません。
でもイギリスのそういう風習はいいな。と思います。
バックラッシュのライダースも代々受け継がれると
より魅力的に思えます。
今だけでなく20年、30年、時間の経過に耐えうるもの。
途中着なくなる時期があってもまた着たくなるもの。
バックラッシュはそういうものを作り続けています。
ちょっと近い話です。
半年ほど前にデニムを購入されたお客さまには
大学生の息子さんがいるようです。
体型も同じくらいで、息子さんが時々
バックラッシュのデニムを穿いて出かけるそうです。
2010/11/25 お客さまからのメール。
先日ダブルショルダーの財布を
通販で購入されたお客さまからのメールです。
ダブルショルダーの財布届きました!!
届いて箱を開けた瞬間・・・
良い意味で不細工で愛らしいその姿に、思わず
『ぷっ』っと笑ってしまいました!!
1年また1年と成長が楽しみな相棒です!!
経年変化では無く『進化』です!!
経年進化・・・使い続けることで進化するって
機械にはないもので、温もりを感じます。
経年深化も経年真価もいいですね。
使い続けることで、よりよくなって行くもの。
以前ご来店のお客さまも同じようなことを言っておられました。
そんなユニークなダブルショルダーの財布ですが、
デメリットはビジネスシーンには向いていない。ということ。
スーツのポケットには・・・無理があります。
バッグに入れて出し入れするなら、使えます。
財布をしばらく使って厚みが薄くなり、
休日に着るおしゃれスーツに合わせるならいいと思います。
ビジネスシーンにはグィディオイルカーフの長財布か
ワイルドスワンズの財布の方が向いています。
と、いう事を本日お電話でお問い合わせのお客さまにお伝えしました。
(フォーマルでダブルショルダーの財布は使えますか?)
2010/11/23 これが好き。
ダウンジャケットをお探しのお客さまが
「今季の形が人気あるんですねー。
僕は前のリブありが好きなんですけど」 と。
一般的な評価は知らないけど、自分はこれが好き。これが着たい。
だから買いたい。
自分の判断基準がなければこうは思えないですものね。
そういう気持ちが大事なように思います。
何よりお客さまの表現で感心してしまったのは
今季のダウンはきらい。と否定しなかったところ。
前のが好きなら、今季のはきらい。となりそうですが、
これもいい、 けど前のが好き。
話すっていいなぁ。とつくづく思いました。
2010/11/22 あえて違うものに。
通販でリングを購入されたお客さまからのメールです。
思っていた以上に存在感のあるリングで、
これからガンガン使い込んでいこうと思います。
実を言うと、当初、リザードとJETどちらにするか迷っていました。
「Backlashらしさ」で言えば、リザードかなと思いますが、
JETという素材が、それまで自分にとって馴染みのないものだったので、
あえてこちらにしました。
結果として、今の自分の気分には最適な選択だったと思います。
馴染みのなかったものをあえて選ぶことは
簡単なようで簡単ではありません。
馴染みのあるものを選ぶことは安定に繋がるからです。
安定することはわるくありません。
しかし、喜びのような感情は自分の思った通りの
範疇からははみでないでしょう・・・おそらく。
その安定からはみ出したところに、想像以上の何かがあるように思います。
あえて違うものを選ぶということは
二年近く前に書いた「Happy」ってことと同じようなことかもしれません。
2010/11/21 姫山水白鞣し。
お客さまが持ってきてくれた読売新聞です。
2010年8月18日のものです。
2011S/Sでは姫山水白鞣しの革を使ったアイテムがあります。
「白なめし」について以下新聞から抜粋致しました。
兵庫県姫路市内を流れる市川のそば。
ムシロの上に置いたヘラ台で、森本正彦さん(70)が
牛皮をつかみ、しごくように引っ張った。
「皮の硬い部分はヘラの角を当てるんや」。
シューッと乾いた音がして、ベージュの「皮」が白っぽい「革」になっていく。
森本さんは姫路に伝わる「白なめし革」を、
昔ながらの製法で作ることのできる職人。
なめしとは、動物の「皮」の腐敗を防いで柔らかくし、
加工品の材料となる「革」にする作業。
現在、革の大半が化学薬品を使ってなめしているのに対し、
白なめし革は市川の水と日光、そして塩、菜種油だけで仕上げる。
つややかな乳白色で、なめらかな手触り。
丈夫さも特徴で、馬具や野球の硬球などにも使われてきた。
川の水を使って原皮から毛を抜けやすくし、
毛を落としてから塩でもみ、天日に干す。
菜種油をつけて手や足を使ってもんでから洗い流し
また乾燥させてヘラを当てる。
そうした20近い工程を経て、ようやくできあがる。
天候、水温などに気を配りながらの作業は重労働で
完成までに夏で1カ月、冬なら3カ月もの時間を要する。
森本さんが15歳で仕事を始めた頃、
白なめし革の職人は近所に20人以上いたという。
ところが、化学薬品を使った、機械の工程が多い製法に押され
気がつけば、白なめし革を昔ながらの方法で
手がけるのは森本さんだけになっていた。
「みんな体がついていかんのやろう」
1枚約80キロもある皮は、水を含むとさらに重くなる。
森本さんも病気で苦しんだ時期があり、作業時間はめっきり減った。
若い頃は妻の寿美代さん(70)と2人で1カ月に30枚近く仕上げたが
「今は趣味程度に作るだけ。注文が入っても待ってもらってます」
周辺では新田真大さん(54)が10年前から
機械作業を増やすなど工夫をした製法で白なめし革を製作。
2007年には、東京コレクションで発表された服に取り入れられるなど
ファッション素材としても注目されるようになった。
ただ、森本さんが伝統的な手仕事を受け継ぐ「最後の職人」
である状況に変わりはない。
「白なめし革の文化が消えてしまうのは、寂しい」
技術を継ぎたいという人が現れるまで、製作はやめられそうにない。
メモ
平安時代の法令集「延喜式」の記述などから
白なめし革の歴史は1000年以上にもなるとされる。
以上読売新聞から抜粋致しました。
バックラッシュの使う白なめしの革は新聞記載の工場ではありませんが
「白なめしの革」がどういったものか新聞記事で少しでもわかるかと思います。
白なめしと言うネームの通り、革を白に仕上げます。
タンニンなめしでもクロームなめしでも染めを行う前に
白に仕上げることは簡単ではありません。
2011S/Sバックラッシュの姫山水白鞣しアイテムは
BLUE,GRAY,BLACKと3色展開になります。
それぞれの色のよさはありますが、
革が白く仕上がる特徴が一番生かされるのは
その中でもBLUE(淡い色です)のように思います。
届きました。
332-04 グローブ
2010/11/20 ライダースの上に。
バックラッシュのライダースは防寒着のようで、
防寒着ではないと思います。
防寒着としてならダウンジャケットや
ムートンブルゾンの方が温かいです。
それでも真冬もライダースを着たい。
と、思う人は少なくないと思います。
僕もそのひとりです。
ですが、さすがに真冬の外出時は寒いので、
去年はライダースの上にPコートを着ました。
室内ではもちろん脱ぎます。
ライダースはライダースジャケットと言いますから、
ジャケットなんです。
だから真冬は軽めに羽織るコートやブルゾンがあれば便利です。
ライダースの上に着るならこういうものがいいのでは。
コットン生地で軽くて便利。
個人的に今年は「赤」が着たくてライダースの上にこれを着ています。
バブアーと同じブリティッシュミラレーン社のワックスコットン生地です。
3wayになっています。
コートに抵抗のある方にいいくらいの着丈です。
これもブリティッシュミラレーン社のワックスコットン生地です。
透湿防水素材ブリザテックとレザーのコンビ。
どの商品もpeople have the powerで取り扱っております。
2010/11/19 セオリー。
本日滋賀県からご来店のお客さまの服装です。
シングルライダースにボタンダウンシャツ、ネクタイ、ニットセーター。
思わず写真を撮らせて頂きました。
以下お客さまとの会話。
「そういう着方いいですね、似合っています。」
「いやいや、セオリーな着方しか知らないので。」
この着方をセオリーと思える人と
そうではないと思う人がいると思います。
ある方向から見るとセオリーでも
別の方向からだとセオリーではないように見える。
同じブランドを着ていてもそう思うことはあると思います。
セオリーのようなものがひとつではない方が個人的に魅力を感じます。
今はセオリーからどうズレるのか?
それが個人的な気分です。
2010/11/18 ちょっとしたこと。
レザーシャツを着るときにはいつも
第ニボタンまで開けていました。
その方がネックレスがチラッと見えたりするので、
胸元の見え方は気に入っていました。
でも今日は気分で第二ボタンは閉めてみました。
いつもは抵抗ありましたが、今日はスッと馴染みました。
ハットと相性がよかったのかもしれません。
ブーツでしたが、白のスニーカーでもいいように感じます。
いつもとちょっとした違いでしたが、自分には新鮮に感じました。
シャツでしたが、ライダースなどでも言えることのように思います。
僕のジップの上げる位置はいつも同じくらいです。
同じものでも少しだけ変えてみることで
気づいていなかったことがあるんだなぁ。と、遅いですが気づきました。
2010/11/16 意味のある。
気に入った服を一着買うことは、
セール品を五着買うより意味がある。
昨日テレビで聞いたセリフです。
似たようなこと。
5万のライダースを買うことを3回我慢したら
バックラッシュのライダースが買える。
5万円のライダースでは得られない「気分」がそこにあります。
我慢できず、5万円のライダースを買うと・・・着なくなる場合がほとんどです。
しかし、それも失敗ではないと思うのです。
それも含めて買い物。
バックラッシュを着ることで得られる「気分」
あるカスタマーのこと。
来年から名古屋でビルウォール・レザーを扱うショップを出す予定。
費用がかかる時ですが、バックラッシュのライダースを購入されました。
それを来てロサンゼルスのビル氏に会いに行くそうです。
僕はビルウォール・レザーに関して詳しくありません。
お客さまに聞いた話では日本で販売するには
ビル氏のOKがでなければいけないらしいです。
ロスで自作のアクセサリーを作ってOKがでれば販売できる。
簡単に書きましたが、そういう試験みたいなものがあるようです。
それを気合いで乗り越えたい。
だからバックラッシュを着たい。
そういう気持ちでライダースを購入されました。
そのカスタマーは昨日ロスに行かれました。
2010/11/15 生産。
2010A/W入荷ウェアは残すところレッキスラビットのみとなりました。
(パンツなどはまだ入荷致します)
とは言え、2011S/Sも早いものは今月から入荷するかもしれません。
(あくまで予定です)
S/SとA/Wをコレクションと見たらは違いはありますが
縫製などの側から見ると年中縫っている感じです。
1着を作るのには手間と時間がかかります。
そのためどうしても少量生産になります。
外注などすれば生産数は上がりますが
そうすれば、クオリティを保つことは簡単ではありません。
だから信頼できるところだけでの生産になります。
できるだけがんばって縫い続けても1日にできる数は8着程度です。
出来上がったものから届きます。
そのため1年を通してゆっくりと商品が届き続けます。
2010/11/14 こんな使い方も。
プレゼントにと、ダブルショルダーの財布と
グィディオイルカーフの長財布が少し売れました。
使い勝手を重視するならグィディオイルカーフの長財布ですが
挑戦しがいのあるのはダブルショルダーの財布。
一人のお客さまはお店でポケットに入れたり、3年後くらいを想像したり、
どちらにするか検討しました。
ダブルショルダーの財布。
こちらの方が気に入っているが、お札を折るのが手間かな?
この財布はお札を半分に折っていれます。
欧米っぽい使い方です。
お札を折らないで収納するには?
と、考えたのが
この使い方です。
斬新です。
こんな使い方は想像もしていませんでした。
自分以外の人の使い方や想像力は魅力があります。
こちらのお客さまはダブルショルダーの財布を選ばれました。
この札ばさみのような使い方ですね。
一般的な使い方にとらわれず、
使いたいように使ってみることは
自分のスタイルになっていくひとつの方法だと思います。
2010/11/13 スタイル。
10代の頃はライダースを着ることに憧れた。
古着屋でダボダボのライダースを手に入れた。
ダボダボでも憧れのライダースを手に入れてワクワクした。
20代になるともっと洗練されたライダースを着たい
と、望むようになった。
30代になって、ライダースを「どう着るか」に
スポットがあたるようになった。
人と違う着方。
雑誌やネットに掲載されていないもの。
とは言え、影響は受ける。
自分が普段見ない(ここ重要)ファッション雑誌を見てみる。
その着方を見て自分なりに解釈して試す。
するとその服の歴史や着方を学べ、
マンネリから抜け出せるように思う。
そうして色々自分が試したことだけが
受け売りではない自分のスタイルになっていく
・・・のではないかと、今は思います。
2010/11/12 チェック。
どちらのお客さまもレザーライダースにチェックのパンツを合わせています。
レザーのツルッとしたものに、ざっくりしたパンツ。
センスあります。
季節感を感じる合わせ方です。
レザーにデニム。
そういう合わせ方の次に何かないかな?
と、思ったら今チェック柄のパンツがいいかもしれません。
チェック柄ではなくても、ざっくりしたパンツでも。
お写真の二人はリングもいいアクセントになっています。
上のお客さまは20代前半。
下のお客さまは30代前半。
年代でリングの見せ方、つけ方が変わるように思います。
30代からはピンキーリングが似合うように感じます。
届きました。
1173-02-L コーディロイ クロップドパンツ
2010/11/11 革の変化。
お客さまが二ヶ月ほどお使いのグィディオイルカーフのデタッチメント財布
財布内側のあたりがうっすら表に浮いています。
縁の方がグッとくる光沢でした。
同じ革のカードケースと比べてみると、
艶がでて色がより黒くなっているのがわかるかと思います。
ウェアよりも早く革の変化が楽しめるのも財布の魅力かと思います。
財布を出す仕草もなぜかよく見えるように思います。
届きました
345-02 グィディオイルカーフ長財布
378-03 アザラシ キーホルダー
2010/11/09 プレゼント。
最近は女性のお客さまがクリスマスプレゼントを
購入することが多くなってきました。
そういう季節になりました。
今日までの上位3つを書いてみます。
まず三位は318-03 ダブルショルダーの財布
きっとこれは彼が「この財布ほしい」と言っているじゃないかな、と思います。
この無骨な財布をプレゼントにしようと思う女性はいないかもしれません。
(財布自体はいいものですが、あまりに無骨なので)
第二位は337-04 グィディコードバン長財布
子供っぽくない財布です。
30代以上に多いように思います。
お値段もクリスマスプレゼント向きなのかもしれません。
第一位は345-02 グィディオイルカーフ長財布
この形は流行りすたりもない普遍的な長財布のように思います。
だから革のよい物を持つ。持ってもらいたい。
普遍的なデザインですので長く使えますし、どの年代でもマッチします。
それがプレゼントに選ばれている理由かもしれません。
2010A/W分の入荷はまだですが、
クリスマスまでには間に合うのでご予約が多いです。
書いてみるとすべて財布ですね。
318-04の3ピンベルトや92-04のウエストホルダーも選ばれますが
長く使う。常に持ってもらえる。などの理由から
プレゼントには財布を選ぶことが多いのかもしれません。
プレゼントにはラッピング致しております。
CALLING BACKLASHの商品袋にステッカーを貼っています。
何を贈っていいか迷ったらいつでもご連絡下さいませ。
一緒に探すお手伝いを致します。
2010/11/08 2011S/S。
2010A/Wの入荷は残すところあと少しです。
2011S/Sは早ければ今月末から入荷が始まります。
(あくまで予定です。)
受注会で予約が多かったwearは
イタリアンカーフシリーズ
メキシカンダブルショルダーシリーズ
姫山水シロ鞣し製品染め手揉み仕上げ シャツ
スカジャン
クラッシュ ホワイトデニムパンツ
ブーツは
ダブルショルダー ファイヤーマンブーツ
ダブルショルダー ショートエンジニアブーツ
ステアーレザー インソール
書き出してみると、
新しいものが多いですね。
姫山水シロ鞣し製品染め手揉み仕上げ シャツ
+
クラッシュ ホワイトデニムパンツ
は、とくに春夏の気分になれそうです。
2010/11/07 歳月。
12年前からお店に通ってくれてるお客さまがおられます。
当時はCALLING BACKLASHはまだなかったので
people have the powerの方にご来店でした。
12年前にあの階段を登ってきたのかと思うと、
感慨深いものがあります。
12年前はお客さまは17才でした。
高校2年生です。
その頃は吉田カバンが流行っていました。
people(略します)では
吉田カバンとCOMPOSITION、coeurなど取り扱っていました。
そのお客さまは流行りでみんなが持っている吉田カバンは持ちたくないから
COMPOSITIONのバッグを買われました。
それがそのお客さまとの始まりでした。
それから12年、当店でさまざまな服を購入されました。
お客さまは29才になり今月末、結婚式を控えております。
peopleには結婚式や二次会などにも対応できる服があるので
二次会の服のご用意を、お手伝いさせて頂きました。
スーツ(RING JACKET)
ネクタイ、シャツ、カフス、ピンブローチ(FAIRFAX)
ハット(coeur)
ストール(faliero sarti )
また披露宴でのBGMも当店で選曲させて頂きました。
晴れの舞台、ご相談頂きありがたく思います。
至らぬこともありますが
信頼するに足るお店でありたいと思います。
届いていましたが完売致しました。
K720-02 モヘアカーディガン
2010/11/06 オイルクロコ。
バックラッシュでは定番になった感じのある
オイルクロコですが、生産数は他の革製品に比べると極めて少なめです。
お客様がご使用中のオイルクロコの長財布と
新品のオイルクロコのカードケースです。
お客様の長財布の方が艶があるのがわかるかと思います。
革も柔らかくなっています。
クロコだけの持つ独特な手触り。
それは他の革では味わえない手触りです。
班の大きさは様々です。
大きめの班がいい。小さめの班がいい。と
思っていても出来上がりは自分の思っている班の大きさとは
違うこともあります。
クロコ系のアイテムをご予約頂くこともありますが、
自分の思うクロコの班模様と違うことは当然あります。
特にクロコ系のアイテムは実物を見て購入することが
自分の希望の物を購入できる買い方かと思います。
2010/11/05 前と後。
映画はDVDでも観れるけど、
観るなら映画館で観るのがおもしろい。
そういう話をお客さまがしてくれました。
DVDならトイレの時はストップできるし、
観たい時に観れて便利です。
映画館ならトイレは我慢するか、席を立つか観ながら悩みます。
映画館には映画が始まるまでの時間と
エンドロールが流れて人が減っていく感じ。
DVDにはない共有体験のような感じをうけます。
たとえ一人で行っていても。
映画のみでなく、その前後が実はおもしろいのでは。
DVDには手軽で便利なよさがあり、
映画館にはそこでしか体験できないよさがありますね。
届きました。
1173-01 コーディロイパンツ BROWN(追加)
360-02 グィディオイルカーフ ウォレットコード
2010/11/04 ブライドルレザー。
お客さまが1年半ほどお使いのウォレットコード。
(新品は写真右)
仕事中もつけているので、コードがお客さま用に曲がっています。
ブライドルレザー特有のブルームがもう見当たりません。
色の剥げ具合も「使ってる」感があって、その人のもの。になってます。
2010/11/03 グィディオイルカーフの長財布。
およそ6ヶ月ご使用のグィディオイルカーフの長財布です。
平日は使わず休日のみご使用です。
そのため型崩れもありません。
写真ではわかりにくいですが、新品の時と比べると
革全体が艶っぽくなっていました。
スマートでありながらもボリューム感を味わえる財布です。
届きました。
1149-01 スペインムートン
2010/11/02 メキシカンダブルショルダー。
次回2011S/SのメキシカンダブルショルダーのBLACKです。
こちらはNAVYになります。
どちらもサンプルのものですが、ダブルショルダー特有の艶があります。
これを着込んでいくと・・・
商品の入荷はまだ先になります。
2010/11/01 ヘルメットバッグ。
170-03 ショルダー+バッファローのヘルメットバッグ
ブランドのレザータグが縮みで読み取りできません。
ヘルメットバッグは米空軍が実際に使用していたバッグです。
その名の通りヘルメットを入れるためのバッグです。
バックラッシュのヘルメットバッグは1967年頃からの3rdモデルを
元にしています。
(どのメーカーも現在のヘルメットバッグは3rdモデルを基本に作られています。)
形はトートバッグは横長ですが、ヘルメットバッグは縦長です。
手で持つと、地面に近い位置に底がきます。
ショルダーにした場合も短めより、長めで持つ方が
ヘルメットバッグの持ち方としていいと思います。
ギターを低い位置で持つように。
長めにすると、ウエストホルダーの超超大のようにも見えます。
バッグをバタバタさせながらが歩くのも新鮮です。
リュックにもなるので自転車でも便利です。
僕の普段の持ち物です。
携帯電話、手帳、ペン、デジカメ、USBメモリー、鍵
ハンカチ、コインケース、マネークリップ、カードケース、本、時々ノートパソコン。
できるだけ手ぶらで過ごしたいですが、
バッグがないと収納できないのでバッグを使っています。
バッグの魅力はバッグそのものではなくて、
バッグを持った時含めてのコーディネート。
バッグを置く仕草も魅力あります。
レザーだとガサっと音のなる感じ。
バッグは道具としての側面が強いですが
だからこそどんなバッグを持つかで自分が立ち上がってくるように思います。
10月へ
昨日のダウンについての続きです。
グースダウンはがちょうの綿毛です。
寒冷地で飼育されているのが、
質、量ともに優れたものとされています。
中国北方のものが高級品とされていますが、
特に優れているのはポーランド、グリーンランド
アラスカ、カナダ産のグースダウンとされています。
バックラッシュのダウンウェアに使用されているのは
ポーランド産のホワイトグースです。
ホワイトグースダウンとはその名の通り
白いがちょうの綿毛になります。
ヨーロッパ産のものは白色、アジア産のものには灰色が多く、
一般的には白色の方が高価とされています。
中に入っているので、目には見えませんが
ポーランド産のホワイトグースはダウンの中でも
特に優れたダウンだということです。
一般的なダウンウェアの比率よりも
バックラッシュのダウンウェアはダウンが多く入っています。
ダウンが94%です。
一般的にはダウンは85%くらいの割合かと思います。
ダウンの比率が高いほど保温性は優れます。
ダウンの比率を高くしているのは、保温性を高めることと
軽くて動きやすくなるからだと思います。
それともうひとつ、バックラッシュのダウンウェアは
タイトに作られているため、アウトドアブランドのダウンウェアに比べると
全体のダウンの総量(フェザーも含む)は少なめです。
だからこそ、ダウンの比率を上げ、
保温性を下げないようにしているのだと思います。
実際ダウンウェアとして優れたもので
ロシアでもバックラッシュのダウンウェアは販売されています。
Wikipediaによるとロシアの首都モスクワの年平均気温は5.3度。
1月の平均気温は-7.5度のようです。
そういう寒いところで実際に着られていることが
防寒着として優れたものだと思います。
ちょうど今日モスクワのお客さまから
メールが届きましたのでご紹介致します。
>気温も今日はマイナス16度です。
>昨日はマイナス9度でコンバットブーツでも
>なんとか耐えれましたがそろそろ春まで
>手入れしてしまっておこうかと考えています。
マイナス16度だと、寒いではなくて痛い。
もしくは寒さを感じないほど寒いのでしょうか。
大阪に住んでいますので、それほどの寒さをまだ体験したことがありません。
ライダースでは過ごせませんね。
毎日がそれだけ寒いとダウンウェアは必需品になります。
日本でダウンを着る期間は実際12月、1月、2月の3ヶ月くらいでしょうか。
ライダースに比べるとそこまで長い期間着れるわけではありません。
しかしだからこそ、どれを着るのかでその人の個性が出るように思います。
バッファローレザーダウン、見た目はレザーですが、
着た感じはレザーには感じません。
アウトドアブランドのダウンウェアのような軽い着心地です。
そのギャップはレザーのダウンだからこそ味わえるものだと思います。
ナイロンのダウンでは経年変化は楽しめませんが
バックラッシュのバッファローレザーダウンは
フルタンニンだからこそ経年変化を長く楽しめるダウンです。
上質なダウンと経年変化が楽しめるレザーとの組み合わせ。
ありそうで、探すとない、バックラッシュらしいダウンです。
ダウン関係で以前書いた羽毛の抜けに関して
2010/11/29 ダウン。
防寒着と言えばダウン。を、思う人は多いと思います。
アウトドアシーンだけでなく、
冬の街着として定着しているように思います。
ダウンは一般的に羽毛と訳されますが
羽毛にはフェザー(羽根)とダウン(綿毛)の2種類があります。
ダウン(綿毛)はフェザーとフェザーの間に生える
タンポポの種のようなふわふわとした綿毛です。
しなやかな羽枝が中心の核から放射状に伸びて球形をしています。
ダウンウェアに用いられる羽毛は水鳥から採られるのが一般的で
グース(がちょう)とダック(あひる)の2種類が代表になります。
水鳥の胸や下腹、首の低い部分などに生える綿毛は保温性に優れ
これを中綿としたダウンウェアは零下30℃の厳寒にも
耐えるという特質をもちます。
ダウンと言えば「温かくて軽いウェア」というイメージがあります。
そのダウンでも実際にはさまざまなタイプがあります。
現在JASPOの規定ではダウン70%以上、フェザー20%以上、
ファイバー10%以下をダウンウェアとして認めているようです。
ダウンの比率が高いほど保温性に優れています。
2010/11/28 セーター。
アウター バックラッシュ
パンツ バックラッシュ
ブーツ バックラッシュ
ベルト バックラッシュ
アクセサリー、財布 バックラッシュ
Tシャツ以外はバックラッシュのお客さまが
昨日はセーターがほしいんです。と。
聞いてみると、着たことがないから。
バックラッシュのアウターのブラックには
地味なグレーやブラックより、
グリーンなどのセーターがお互いを引き立てます。
お客さまはpeople have the powerの方で
グレーではなく、グリーンのセーターを購入されました。
同じものを同じように着続けているとやがて飽きるか、何も感じなくなります。
エキサイティングだったものがそうではなくなる。
だから時々、着方に変化をつけるか
思ってもいなかったようなもの。を買ってみる。
そうすると、またエキサイティングな気持ちで
バックラッシュを着ることができます。
2010/11/27 あきらめる。
レーシングドライバーをやっていたお客さま。
それだけでは食べていけないので、
レーシングドライバーをあきらめたそうです。
僕は感心してしまいました。
あきらめることは、あきらめないこと以上に
簡単ではないからです。
誰に言われたわけでもありませんが、
世間的には「あきらめるな」 と、
いうメッセージがあると思います。
僕もそう思っていました。
しかし「あきらめる」という言葉は
仏教用語では「明らかに見極める」ということのようです。
ヨットレーサーの方の話から知りました。
「僕はあきらめるけど、投げ出さない」
今日ご来店のお客さまも、明らかに見極めた上で、
レーシングドライバーをやめて違う職業につかれました。
人生を投げ出したわけではなく、
新たなチャレンジだと思います。
「あきらめる」って言葉はネガティブなイメージですが
明らかに見極めると思えば、ポジティブに思えます。
2010/11/26 代々。
イギリスではツイードのジャケットやいい素材のジャケットなどは
親から子へ代々受け継がれるようです。
しかしここは日本。
僕自身ジャケットを受け継いだことはありません。
でもイギリスのそういう風習はいいな。と思います。
バックラッシュのライダースも代々受け継がれると
より魅力的に思えます。
今だけでなく20年、30年、時間の経過に耐えうるもの。
途中着なくなる時期があってもまた着たくなるもの。
バックラッシュはそういうものを作り続けています。
ちょっと近い話です。
半年ほど前にデニムを購入されたお客さまには
大学生の息子さんがいるようです。
体型も同じくらいで、息子さんが時々
バックラッシュのデニムを穿いて出かけるそうです。
2010/11/25 お客さまからのメール。
先日ダブルショルダーの財布を
通販で購入されたお客さまからのメールです。
ダブルショルダーの財布届きました!!
届いて箱を開けた瞬間・・・
良い意味で不細工で愛らしいその姿に、思わず
『ぷっ』っと笑ってしまいました!!
1年また1年と成長が楽しみな相棒です!!
経年変化では無く『進化』です!!
経年進化・・・使い続けることで進化するって
機械にはないもので、温もりを感じます。
経年深化も経年真価もいいですね。
使い続けることで、よりよくなって行くもの。
以前ご来店のお客さまも同じようなことを言っておられました。
そんなユニークなダブルショルダーの財布ですが、
デメリットはビジネスシーンには向いていない。ということ。
スーツのポケットには・・・無理があります。
バッグに入れて出し入れするなら、使えます。
財布をしばらく使って厚みが薄くなり、
休日に着るおしゃれスーツに合わせるならいいと思います。
ビジネスシーンにはグィディオイルカーフの長財布か
ワイルドスワンズの財布の方が向いています。
と、いう事を本日お電話でお問い合わせのお客さまにお伝えしました。
(フォーマルでダブルショルダーの財布は使えますか?)
2010/11/23 これが好き。
ダウンジャケットをお探しのお客さまが
「今季の形が人気あるんですねー。
僕は前のリブありが好きなんですけど」 と。
一般的な評価は知らないけど、自分はこれが好き。これが着たい。
だから買いたい。
自分の判断基準がなければこうは思えないですものね。
そういう気持ちが大事なように思います。
何よりお客さまの表現で感心してしまったのは
今季のダウンはきらい。と否定しなかったところ。
前のが好きなら、今季のはきらい。となりそうですが、
これもいい、 けど前のが好き。
話すっていいなぁ。とつくづく思いました。
2010/11/22 あえて違うものに。
通販でリングを購入されたお客さまからのメールです。
思っていた以上に存在感のあるリングで、
これからガンガン使い込んでいこうと思います。
実を言うと、当初、リザードとJETどちらにするか迷っていました。
「Backlashらしさ」で言えば、リザードかなと思いますが、
JETという素材が、それまで自分にとって馴染みのないものだったので、
あえてこちらにしました。
結果として、今の自分の気分には最適な選択だったと思います。
馴染みのなかったものをあえて選ぶことは
簡単なようで簡単ではありません。
馴染みのあるものを選ぶことは安定に繋がるからです。
安定することはわるくありません。
しかし、喜びのような感情は自分の思った通りの
範疇からははみでないでしょう・・・おそらく。
その安定からはみ出したところに、想像以上の何かがあるように思います。
あえて違うものを選ぶということは
二年近く前に書いた「Happy」ってことと同じようなことかもしれません。
2010/11/21 姫山水白鞣し。
お客さまが持ってきてくれた読売新聞です。
2010年8月18日のものです。
2011S/Sでは姫山水白鞣しの革を使ったアイテムがあります。
「白なめし」について以下新聞から抜粋致しました。
兵庫県姫路市内を流れる市川のそば。
ムシロの上に置いたヘラ台で、森本正彦さん(70)が
牛皮をつかみ、しごくように引っ張った。
「皮の硬い部分はヘラの角を当てるんや」。
シューッと乾いた音がして、ベージュの「皮」が白っぽい「革」になっていく。
森本さんは姫路に伝わる「白なめし革」を、
昔ながらの製法で作ることのできる職人。
なめしとは、動物の「皮」の腐敗を防いで柔らかくし、
加工品の材料となる「革」にする作業。
現在、革の大半が化学薬品を使ってなめしているのに対し、
白なめし革は市川の水と日光、そして塩、菜種油だけで仕上げる。
つややかな乳白色で、なめらかな手触り。
丈夫さも特徴で、馬具や野球の硬球などにも使われてきた。
川の水を使って原皮から毛を抜けやすくし、
毛を落としてから塩でもみ、天日に干す。
菜種油をつけて手や足を使ってもんでから洗い流し
また乾燥させてヘラを当てる。
そうした20近い工程を経て、ようやくできあがる。
天候、水温などに気を配りながらの作業は重労働で
完成までに夏で1カ月、冬なら3カ月もの時間を要する。
森本さんが15歳で仕事を始めた頃、
白なめし革の職人は近所に20人以上いたという。
ところが、化学薬品を使った、機械の工程が多い製法に押され
気がつけば、白なめし革を昔ながらの方法で
手がけるのは森本さんだけになっていた。
「みんな体がついていかんのやろう」
1枚約80キロもある皮は、水を含むとさらに重くなる。
森本さんも病気で苦しんだ時期があり、作業時間はめっきり減った。
若い頃は妻の寿美代さん(70)と2人で1カ月に30枚近く仕上げたが
「今は趣味程度に作るだけ。注文が入っても待ってもらってます」
周辺では新田真大さん(54)が10年前から
機械作業を増やすなど工夫をした製法で白なめし革を製作。
2007年には、東京コレクションで発表された服に取り入れられるなど
ファッション素材としても注目されるようになった。
ただ、森本さんが伝統的な手仕事を受け継ぐ「最後の職人」
である状況に変わりはない。
「白なめし革の文化が消えてしまうのは、寂しい」
技術を継ぎたいという人が現れるまで、製作はやめられそうにない。
メモ
平安時代の法令集「延喜式」の記述などから
白なめし革の歴史は1000年以上にもなるとされる。
以上読売新聞から抜粋致しました。
バックラッシュの使う白なめしの革は新聞記載の工場ではありませんが
「白なめしの革」がどういったものか新聞記事で少しでもわかるかと思います。
白なめしと言うネームの通り、革を白に仕上げます。
タンニンなめしでもクロームなめしでも染めを行う前に
白に仕上げることは簡単ではありません。
2011S/Sバックラッシュの姫山水白鞣しアイテムは
BLUE,GRAY,BLACKと3色展開になります。
それぞれの色のよさはありますが、
革が白く仕上がる特徴が一番生かされるのは
その中でもBLUE(淡い色です)のように思います。
届きました。
332-04 グローブ
2010/11/20 ライダースの上に。
バックラッシュのライダースは防寒着のようで、
防寒着ではないと思います。
防寒着としてならダウンジャケットや
ムートンブルゾンの方が温かいです。
それでも真冬もライダースを着たい。
と、思う人は少なくないと思います。
僕もそのひとりです。
ですが、さすがに真冬の外出時は寒いので、
去年はライダースの上にPコートを着ました。
室内ではもちろん脱ぎます。
ライダースはライダースジャケットと言いますから、
ジャケットなんです。
だから真冬は軽めに羽織るコートやブルゾンがあれば便利です。
ライダースの上に着るならこういうものがいいのでは。
コットン生地で軽くて便利。
個人的に今年は「赤」が着たくてライダースの上にこれを着ています。
バブアーと同じブリティッシュミラレーン社のワックスコットン生地です。
3wayになっています。
コートに抵抗のある方にいいくらいの着丈です。
これもブリティッシュミラレーン社のワックスコットン生地です。
透湿防水素材ブリザテックとレザーのコンビ。
どの商品もpeople have the powerで取り扱っております。
2010/11/19 セオリー。
本日滋賀県からご来店のお客さまの服装です。
シングルライダースにボタンダウンシャツ、ネクタイ、ニットセーター。
思わず写真を撮らせて頂きました。
以下お客さまとの会話。
「そういう着方いいですね、似合っています。」
「いやいや、セオリーな着方しか知らないので。」
この着方をセオリーと思える人と
そうではないと思う人がいると思います。
ある方向から見るとセオリーでも
別の方向からだとセオリーではないように見える。
同じブランドを着ていてもそう思うことはあると思います。
セオリーのようなものがひとつではない方が個人的に魅力を感じます。
今はセオリーからどうズレるのか?
それが個人的な気分です。
2010/11/18 ちょっとしたこと。
レザーシャツを着るときにはいつも
第ニボタンまで開けていました。
その方がネックレスがチラッと見えたりするので、
胸元の見え方は気に入っていました。
でも今日は気分で第二ボタンは閉めてみました。
いつもは抵抗ありましたが、今日はスッと馴染みました。
ハットと相性がよかったのかもしれません。
ブーツでしたが、白のスニーカーでもいいように感じます。
いつもとちょっとした違いでしたが、自分には新鮮に感じました。
シャツでしたが、ライダースなどでも言えることのように思います。
僕のジップの上げる位置はいつも同じくらいです。
同じものでも少しだけ変えてみることで
気づいていなかったことがあるんだなぁ。と、遅いですが気づきました。
2010/11/16 意味のある。
気に入った服を一着買うことは、
セール品を五着買うより意味がある。
昨日テレビで聞いたセリフです。
似たようなこと。
5万のライダースを買うことを3回我慢したら
バックラッシュのライダースが買える。
5万円のライダースでは得られない「気分」がそこにあります。
我慢できず、5万円のライダースを買うと・・・着なくなる場合がほとんどです。
しかし、それも失敗ではないと思うのです。
それも含めて買い物。
バックラッシュを着ることで得られる「気分」
あるカスタマーのこと。
来年から名古屋でビルウォール・レザーを扱うショップを出す予定。
費用がかかる時ですが、バックラッシュのライダースを購入されました。
それを来てロサンゼルスのビル氏に会いに行くそうです。
僕はビルウォール・レザーに関して詳しくありません。
お客さまに聞いた話では日本で販売するには
ビル氏のOKがでなければいけないらしいです。
ロスで自作のアクセサリーを作ってOKがでれば販売できる。
簡単に書きましたが、そういう試験みたいなものがあるようです。
それを気合いで乗り越えたい。
だからバックラッシュを着たい。
そういう気持ちでライダースを購入されました。
そのカスタマーは昨日ロスに行かれました。
2010/11/15 生産。
2010A/W入荷ウェアは残すところレッキスラビットのみとなりました。
(パンツなどはまだ入荷致します)
とは言え、2011S/Sも早いものは今月から入荷するかもしれません。
(あくまで予定です)
S/SとA/Wをコレクションと見たらは違いはありますが
縫製などの側から見ると年中縫っている感じです。
1着を作るのには手間と時間がかかります。
そのためどうしても少量生産になります。
外注などすれば生産数は上がりますが
そうすれば、クオリティを保つことは簡単ではありません。
だから信頼できるところだけでの生産になります。
できるだけがんばって縫い続けても1日にできる数は8着程度です。
出来上がったものから届きます。
そのため1年を通してゆっくりと商品が届き続けます。
2010/11/14 こんな使い方も。
プレゼントにと、ダブルショルダーの財布と
グィディオイルカーフの長財布が少し売れました。
使い勝手を重視するならグィディオイルカーフの長財布ですが
挑戦しがいのあるのはダブルショルダーの財布。
一人のお客さまはお店でポケットに入れたり、3年後くらいを想像したり、
どちらにするか検討しました。
ダブルショルダーの財布。
こちらの方が気に入っているが、お札を折るのが手間かな?
この財布はお札を半分に折っていれます。
欧米っぽい使い方です。
お札を折らないで収納するには?
と、考えたのが
この使い方です。
斬新です。
こんな使い方は想像もしていませんでした。
自分以外の人の使い方や想像力は魅力があります。
こちらのお客さまはダブルショルダーの財布を選ばれました。
この札ばさみのような使い方ですね。
一般的な使い方にとらわれず、
使いたいように使ってみることは
自分のスタイルになっていくひとつの方法だと思います。
2010/11/13 スタイル。
10代の頃はライダースを着ることに憧れた。
古着屋でダボダボのライダースを手に入れた。
ダボダボでも憧れのライダースを手に入れてワクワクした。
20代になるともっと洗練されたライダースを着たい
と、望むようになった。
30代になって、ライダースを「どう着るか」に
スポットがあたるようになった。
人と違う着方。
雑誌やネットに掲載されていないもの。
とは言え、影響は受ける。
自分が普段見ない(ここ重要)ファッション雑誌を見てみる。
その着方を見て自分なりに解釈して試す。
するとその服の歴史や着方を学べ、
マンネリから抜け出せるように思う。
そうして色々自分が試したことだけが
受け売りではない自分のスタイルになっていく
・・・のではないかと、今は思います。
2010/11/12 チェック。
どちらのお客さまもレザーライダースにチェックのパンツを合わせています。
レザーのツルッとしたものに、ざっくりしたパンツ。
センスあります。
季節感を感じる合わせ方です。
レザーにデニム。
そういう合わせ方の次に何かないかな?
と、思ったら今チェック柄のパンツがいいかもしれません。
チェック柄ではなくても、ざっくりしたパンツでも。
お写真の二人はリングもいいアクセントになっています。
上のお客さまは20代前半。
下のお客さまは30代前半。
年代でリングの見せ方、つけ方が変わるように思います。
30代からはピンキーリングが似合うように感じます。
届きました。
1173-02-L コーディロイ クロップドパンツ
2010/11/11 革の変化。
お客さまが二ヶ月ほどお使いのグィディオイルカーフのデタッチメント財布
財布内側のあたりがうっすら表に浮いています。
縁の方がグッとくる光沢でした。
同じ革のカードケースと比べてみると、
艶がでて色がより黒くなっているのがわかるかと思います。
ウェアよりも早く革の変化が楽しめるのも財布の魅力かと思います。
財布を出す仕草もなぜかよく見えるように思います。
届きました
345-02 グィディオイルカーフ長財布
378-03 アザラシ キーホルダー
2010/11/09 プレゼント。
最近は女性のお客さまがクリスマスプレゼントを
購入することが多くなってきました。
そういう季節になりました。
今日までの上位3つを書いてみます。
まず三位は318-03 ダブルショルダーの財布
きっとこれは彼が「この財布ほしい」と言っているじゃないかな、と思います。
この無骨な財布をプレゼントにしようと思う女性はいないかもしれません。
(財布自体はいいものですが、あまりに無骨なので)
第二位は337-04 グィディコードバン長財布
子供っぽくない財布です。
30代以上に多いように思います。
お値段もクリスマスプレゼント向きなのかもしれません。
第一位は345-02 グィディオイルカーフ長財布
この形は流行りすたりもない普遍的な長財布のように思います。
だから革のよい物を持つ。持ってもらいたい。
普遍的なデザインですので長く使えますし、どの年代でもマッチします。
それがプレゼントに選ばれている理由かもしれません。
2010A/W分の入荷はまだですが、
クリスマスまでには間に合うのでご予約が多いです。
書いてみるとすべて財布ですね。
318-04の3ピンベルトや92-04のウエストホルダーも選ばれますが
長く使う。常に持ってもらえる。などの理由から
プレゼントには財布を選ぶことが多いのかもしれません。
プレゼントにはラッピング致しております。
CALLING BACKLASHの商品袋にステッカーを貼っています。
何を贈っていいか迷ったらいつでもご連絡下さいませ。
一緒に探すお手伝いを致します。
2010/11/08 2011S/S。
2010A/Wの入荷は残すところあと少しです。
2011S/Sは早ければ今月末から入荷が始まります。
(あくまで予定です。)
受注会で予約が多かったwearは
イタリアンカーフシリーズ
メキシカンダブルショルダーシリーズ
姫山水シロ鞣し製品染め手揉み仕上げ シャツ
スカジャン
クラッシュ ホワイトデニムパンツ
ブーツは
ダブルショルダー ファイヤーマンブーツ
ダブルショルダー ショートエンジニアブーツ
ステアーレザー インソール
書き出してみると、
新しいものが多いですね。
姫山水シロ鞣し製品染め手揉み仕上げ シャツ
+
クラッシュ ホワイトデニムパンツ
は、とくに春夏の気分になれそうです。
2010/11/07 歳月。
12年前からお店に通ってくれてるお客さまがおられます。
当時はCALLING BACKLASHはまだなかったので
people have the powerの方にご来店でした。
12年前にあの階段を登ってきたのかと思うと、
感慨深いものがあります。
12年前はお客さまは17才でした。
高校2年生です。
その頃は吉田カバンが流行っていました。
people(略します)では
吉田カバンとCOMPOSITION、coeurなど取り扱っていました。
そのお客さまは流行りでみんなが持っている吉田カバンは持ちたくないから
COMPOSITIONのバッグを買われました。
それがそのお客さまとの始まりでした。
それから12年、当店でさまざまな服を購入されました。
お客さまは29才になり今月末、結婚式を控えております。
peopleには結婚式や二次会などにも対応できる服があるので
二次会の服のご用意を、お手伝いさせて頂きました。
スーツ(RING JACKET)
ネクタイ、シャツ、カフス、ピンブローチ(FAIRFAX)
ハット(coeur)
ストール(faliero sarti )
また披露宴でのBGMも当店で選曲させて頂きました。
晴れの舞台、ご相談頂きありがたく思います。
至らぬこともありますが
信頼するに足るお店でありたいと思います。
届いていましたが完売致しました。
K720-02 モヘアカーディガン
2010/11/06 オイルクロコ。
バックラッシュでは定番になった感じのある
オイルクロコですが、生産数は他の革製品に比べると極めて少なめです。
お客様がご使用中のオイルクロコの長財布と
新品のオイルクロコのカードケースです。
お客様の長財布の方が艶があるのがわかるかと思います。
革も柔らかくなっています。
クロコだけの持つ独特な手触り。
それは他の革では味わえない手触りです。
班の大きさは様々です。
大きめの班がいい。小さめの班がいい。と
思っていても出来上がりは自分の思っている班の大きさとは
違うこともあります。
クロコ系のアイテムをご予約頂くこともありますが、
自分の思うクロコの班模様と違うことは当然あります。
特にクロコ系のアイテムは実物を見て購入することが
自分の希望の物を購入できる買い方かと思います。
2010/11/05 前と後。
映画はDVDでも観れるけど、
観るなら映画館で観るのがおもしろい。
そういう話をお客さまがしてくれました。
DVDならトイレの時はストップできるし、
観たい時に観れて便利です。
映画館ならトイレは我慢するか、席を立つか観ながら悩みます。
映画館には映画が始まるまでの時間と
エンドロールが流れて人が減っていく感じ。
DVDにはない共有体験のような感じをうけます。
たとえ一人で行っていても。
映画のみでなく、その前後が実はおもしろいのでは。
DVDには手軽で便利なよさがあり、
映画館にはそこでしか体験できないよさがありますね。
届きました。
1173-01 コーディロイパンツ BROWN(追加)
360-02 グィディオイルカーフ ウォレットコード
2010/11/04 ブライドルレザー。
お客さまが1年半ほどお使いのウォレットコード。
(新品は写真右)
仕事中もつけているので、コードがお客さま用に曲がっています。
ブライドルレザー特有のブルームがもう見当たりません。
色の剥げ具合も「使ってる」感があって、その人のもの。になってます。
2010/11/03 グィディオイルカーフの長財布。
およそ6ヶ月ご使用のグィディオイルカーフの長財布です。
平日は使わず休日のみご使用です。
そのため型崩れもありません。
写真ではわかりにくいですが、新品の時と比べると
革全体が艶っぽくなっていました。
スマートでありながらもボリューム感を味わえる財布です。
届きました。
1149-01 スペインムートン
2010/11/02 メキシカンダブルショルダー。
次回2011S/SのメキシカンダブルショルダーのBLACKです。
こちらはNAVYになります。
どちらもサンプルのものですが、ダブルショルダー特有の艶があります。
これを着込んでいくと・・・
商品の入荷はまだ先になります。
2010/11/01 ヘルメットバッグ。
170-03 ショルダー+バッファローのヘルメットバッグ
ブランドのレザータグが縮みで読み取りできません。
ヘルメットバッグは米空軍が実際に使用していたバッグです。
その名の通りヘルメットを入れるためのバッグです。
バックラッシュのヘルメットバッグは1967年頃からの3rdモデルを
元にしています。
(どのメーカーも現在のヘルメットバッグは3rdモデルを基本に作られています。)
形はトートバッグは横長ですが、ヘルメットバッグは縦長です。
手で持つと、地面に近い位置に底がきます。
ショルダーにした場合も短めより、長めで持つ方が
ヘルメットバッグの持ち方としていいと思います。
ギターを低い位置で持つように。
長めにすると、ウエストホルダーの超超大のようにも見えます。
バッグをバタバタさせながらが歩くのも新鮮です。
リュックにもなるので自転車でも便利です。
僕の普段の持ち物です。
携帯電話、手帳、ペン、デジカメ、USBメモリー、鍵
ハンカチ、コインケース、マネークリップ、カードケース、本、時々ノートパソコン。
できるだけ手ぶらで過ごしたいですが、
バッグがないと収納できないのでバッグを使っています。
バッグの魅力はバッグそのものではなくて、
バッグを持った時含めてのコーディネート。
バッグを置く仕草も魅力あります。
レザーだとガサっと音のなる感じ。
バッグは道具としての側面が強いですが
だからこそどんなバッグを持つかで自分が立ち上がってくるように思います。
10月へ
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